10月30日(水)にB7班の2回目の校外学習を実施しました。
行先は百舌鳥古墳群並びに堺市の名所旧跡で仁徳天皇陵、履中天皇陵、利休屋敷跡、与謝野晶子生家跡、堺市伝匠館、豪商屋敷、最後に鉄砲鍛冶屋敷です。
仁徳天皇陵前にある百舌鳥古墳群ビジターセンターで自転車を借り各地を巡りました。古墳群は近くから見ても小さな森にしか見えないので堺市役所の展望ロビーから全景を眺めました。航空写真で見るような前方後円の形をはっきりとは確認できず残念でしたが周辺の古墳群を見ることができました。
無料のボランティア・ガイドさんから古墳の成り立ちから全国的な分布までを解説していただき、事前学習していた以上のことを案内してもらいとても勉強になりました。
仁徳天皇陵と履中天皇陵に挟まれて大仙公園があり、公園内にある茶室伸庵で抹茶をいただき落ち着いた気持ちになり次の予定地に向かいました。
利休屋敷跡にある井戸の屋形は京都大徳寺山門の木材を用いて建てられたものです。
与謝野晶子生家跡は銘板が歩道側に設置されていましたが、紀州街道が大幅に拡張されたこともあり旧時の面影がありませんでした。
堺市伝匠館では伝統の堺刃物が数多く展示されており、数十万円もする包丁を只々見詰めるだけでした。
豪商屋敷(山口家住宅)は1615年大坂夏の陣で堺が全焼した直後に建てられたもので、平成21年から文化財建造物として公開されています。それまでは山口家の人達が暮らしていたとのことでした。「京都の着倒れ」「大阪の食い倒れ」と並んで「堺の建て倒れ」として有名で、建物の梁には直径1メートル長さ10メートル程の松の木が使われています。また幅30センチほどの心柱が2本もあり、随分お金をかけた建物でした。
鉄砲鍛冶屋敷は江戸時代に、鉄砲の砲身造り、組み立て、商談まで行っており屋敷の中から2万点の鉄砲の注文書などの古文書が発見されたとのことでした。時間が足りず十分見学できず残念でした。
秋雨前線が停滞し天候不良を心配しましたが、晴天に恵まれて楽しくも有意義な一日を班のメンバーと過ごせました。また現地で実物を見るのは書物で勉強するのとは一味違った面白さを感じました。
堺市では各所に多くのボランティア・ガイドさんが待機されており、詳しく説明してくれるので大変ありがたかったです。改めてお礼申しあげます。
以上 B7班 吉田
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