阪急神戸線と今津線は、西宮北口駅で交差している。
現在の今津線の線路は、西宮北口駅で北側と南側の線路が分断されているが、1984年まではつながっていた。
すなわち、ダイヤモンドクロスと言って、地上部で神戸線と今津線両方の線路が直角に交わっていたのである。
路面電車では他にもあったようだが、高速の鉄道では極めて珍しいものだったようだ。
当然、電車の車輪が通過する必要があるので、交わっている部分は少し隙間が空いており、ここを低速で車輪が通過するときには、大きなゴトンゴトンという音と振動で、これを体験するのが好きであった。
今津に親戚があったので、幼稚園や小学校低学年のころ、母親に連れられてよくこの駅で乗り換えたが、この駅の今津線のホームで電車を待っていると、線路の向こう側に宝塚歌劇の大きな広告看板があった。
女優の顔が大きく描かれているのだが、例の宝塚独特の歌舞伎の隈取のようなケバケバしい化粧の顔で、子供心にちょっと怖かったのを覚えている。
なんであんな化粧をするのかな?と長い間不思議に思っていた。
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