7月14日の門脇先生の講義で紹介された「風神雷神図屏風」を見るため、京都国立博物館で開催中の「京の国宝」展へ行ってきました。
この屏風は限定的な展示期間のため、講義直後に鑑賞日時の予約をして、首を長くして待っていました。 実際に屏風を目の前にすると、人の身長ほどの高さとあざやかな色彩で迫力十分でした。 図柄はおどろおどろしいのですが、風神も雷神もわずかに笑みを漏らしているような感じがして、明るく楽しいイメージがします。 門脇先生の御説のようにこの屏風が雨乞いや止雨の祈祷に使われたのだとすると、暗いイメージではなく明るい希望をもたらすようこのような表現にしたのか?とかいろいろ想像しながら鑑賞していました。 この「京の国宝」展は、他にも素晴らしい国宝がたくさん展示されていました。 平家納経や法然上人絵伝、藤原道長や定家の自筆日記、雪舟の山水図、伊能忠敬の測量関係資料等々数十点の国宝が一堂に会し、なかなかこれだけの国宝を一度に見られる機会は少ないと思いました。 道長の日記の各日の条の上に簡単なコメントのような記述があったのですが、沐浴と書いてあったのは一週間に一回程度でした。毎日は風呂に入ってなかったんですね(笑)。 風神雷神図屏風の展示は9月5日までです。
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